実家の片付けに踏み出したいと思いながらも、
その中に眠る「高価なモノ」を前にすると、急に手が止まってしまう……。
そんな経験をした方は、きっとあなただけではありません。
とくに浜松の一戸建てで暮らしてきた親世代は、
広い収納空間と、豊かな時代を生きてきた背景もあり、
“高価なモノ” と深い思い入れが結びついていることが多いのです。
- 旅行先で買った美術品
- 若いころ無理をして買ったブランドバッグ
- 特別な場面で着るために誂えた着物
- 「良い家具は一生もの」という価値観で買った調度品
どれも親にとっては 「誇り」や「努力の証」 として大切にされてきたものばかり。
そのため、子どもが意図せず “片付けたい”と切り出すだけで、
親が身構えたり、不機嫌になってしまうことすらあります。
しかし実家の片付けを避け続けると、
遠い未来のあなた自身に負担が積み重なることもまた事実です。
この記事では、
親を傷つけずに、高価なモノ問題を乗り越える断捨離の方法 を
心理・手順・言葉がけの3つの面から、やさしく整理していきます。

1|なぜ親は“高価なモノ”だけ強く守ろうとするのか?心理をていねいに理解する
まず最初に知っていただきたいのは、
親が高価なモノを捨てられないのは「頑固」だからではない ということです。
そこには、人生をかけて積み重ねてきた背景があります。
- ● 高価なモノは「人生の誇り」そのもの
- ● 捨てることは「自分の歴史を否定される」感覚につながる
- ● 浜松の住宅環境が“ため込み”を後押ししてきた
- ● 親が手放せないのは“弱さ”ではなく“守ろうとする気持ち”の表れ
- ● 理由①:「捨てよう」は親にとって“攻撃”に聞こえやすい
- ● 理由②:子世代が抱える罪悪感
- ● 理由③:高価なモノは“扱いづらさ”が段違い
- ● ステップ①:親の「気持ちの棚卸し」を先に行う
- ● ステップ②:「捨てることが目的じゃない」と先に共有する
- ● ステップ③:親のプライドを傷つけない、最初の一言の工夫
- ● ステップ④:“選ぶ主体は親” を徹底する
- ● ステップ①:まずは「分類する」だけで十分
- ● ステップ②:「残す理由」と「手放す理由」を言語化する
- ● ステップ③:高価なモノは「役割を変える」という発想が有効
- ● ステップ④:負担なく手放せる「記録化」という選択肢
- ● スモールステップ①:まずは感情のハードルが低いモノから
- ● スモールステップ②:短時間で終わるエリアに限定する
- ● スモールステップ③:高価なモノは“2回目以降”にすべき理由
- ● スモールステップ④:“一時保留ボックス”が親の不安をやわらげる
- ● 親の心をひらく言い換えフレーズ
- ● 親の自尊心を守る言葉
- ● 避けるべきNGワード
- ● 親に「自分で選べた」という実感が生まれる
- ● 最難関を越えることで、他のモノが軽く感じられる
- ● 子世代の心理的負担が減り、未来の不安も小さくなる
● 高価なモノは「人生の誇り」そのもの
親世代の多くは、ものが少なかった昭和の時代を生きてきました。
「良いものを買うこと」自体がひとつのステータスであり、
高価なモノは “豊かさの象徴” として扱われてきました。
たとえば、
- はじめての海外旅行で買ったバッグ
- ボーナスをためて手に入れた着物
- 記念日に夫婦で買った時計
これらは単なる「モノ」ではなく、
当時の努力・感情・記憶が詰まった宝箱のような存在 なのです。
● 捨てることは「自分の歴史を否定される」感覚につながる
子どもとしては、
「使っていないし場所も取るし…」
「劣化してるし、もう使う予定もないし…」
と冷静に判断したくなります。
しかし親にとっては、
高価なモノ=過去の自分ががんばった証。
だからこそ、捨てようと言われると、
「あの時がんばった自分は無価値だったの?」
「思い出まで捨てられるみたいでつらい」
という気持ちになりやすい。
これは理屈ではなく、心の痛みの話 なのです。

● 浜松の住宅環境が“ため込み”を後押ししてきた
浜松は東京や大阪ほど住宅事情が逼迫していないため、
- 広い家
- 大きな収納
- 物置や納戸
がある家庭が多い地域です。
そのため、親世代は
「置いておけるから、とっておこう」
「いつか使うかもしれない」
と、長年モノを保持し続ける傾向があります。
つまり、
捨てなくても困らなかった環境そのものが“今の悩み”につながっている のです。
● 親が手放せないのは“弱さ”ではなく“守ろうとする気持ち”の表れ
親は「自分を守るため」に、高価なモノを手放せません。
- 過去の努力を守りたい
- 思い出を守りたい
- 自分の価値を守りたい
それは決して悪いことではなく、
人として自然な反応なのだと理解できると、
あなたの心も少し軽くなっていきます。
2|なぜ子世代は踏み込めない?親子で片付けが止まる3つの理由
高価なモノの片付けは、
親だけでなく 子ども側にも葛藤 を生みます。
多くの人が同じところでつまずいています。
● 理由①:「捨てよう」は親にとって“攻撃”に聞こえやすい
子に悪気はなくても、親は攻められたように感じてしまう。
- 「なんで捨てないの」
- 「使ってないじゃん」
- 「もう古いよ」
こうした言葉は、
親世代にとっては自分そのものを評価されているように響きます。
● 理由②:子世代が抱える罪悪感
読者の多くが持つ感情です。
- 片付けを促すことで、親を追い詰めてしまいそう
- 価値がわからないものを勝手に判断できない
- 感情を乱させたらどうしよう
あなたが悩むのは、親を大事に思っている証拠です。
そのやさしさこそが、この記事の方法を成功させる土台になります。
● 理由③:高価なモノは“扱いづらさ”が段違い
値段が高い分、
- 失敗が許されない気がする
- 勝手に動かせない
- 壊したらどうしようと不安
- 親の思い入れが強く、口を出しづらい
この複合的なストレスによって、
実家の片付け全体が前に進まなくなってしまうのです。
3|まずは“安全な話し合い”のベースづくり|親の心を閉じさせない関わり方
高価品に触る前に、
まずは土台づくりが何より大切 です。
ここを丁寧に整えるだけで、
片付けの成功率は大きく変わります。
● ステップ①:親の「気持ちの棚卸し」を先に行う
高価なモノの話をする前に、
まずは日常の雑談の中で、やさしく聞き出します。
- 「このバッグ、思い出あるの?」
- 「これはどんな時に買ったの?」
- 「これ、昔よく使ってたよね」
ポイントは、
“評価”ではなく“ストーリー”に耳を傾けること。
親は「わかってもらえた」と感じて初めて、
手放す可能性に心を開きます。
● ステップ②:「捨てることが目的じゃない」と先に共有する
親は “捨てさせられる” と思うと構えてしまいます。
そこで、次のように伝えるだけで安心します。
「お母さんの思い出を一緒に整理したいだけだよ」
「捨てるって話じゃなくて、どうしたいか一緒に考えたいの」
“コントロールされる不安” が消えていきます。
● ステップ③:親のプライドを傷つけない、最初の一言の工夫
片付けの会話は「入り口」が9割。
たとえば、
✗:「これ、もういらないでしょ?」
◎:「これね、お母さんが好きだったの覚えてるよ」
✗:「使ってないじゃん」
◎:「これ、今どうしてるのかなって気になって」
言い方ひとつで、
親の心の扉が開くか、閉じるかが決まります。
● ステップ④:“選ぶ主体は親” を徹底する
親の人生は親のもの。
どんなモノを残すか決めるのも親自身です。
あなたは “サポート役” として寄り添えばOK。
主導権を握られないことで、親は安心して選べるようになります。
4|高価なモノの断捨離で衝突しない“判断基準”をつくる
ここからは、高価なモノそのものの扱い方です。
いきなり「捨てる/残す」の判断を迫らないことが絶対条件。
● ステップ①:まずは「分類する」だけで十分
次の5つに仕分けます。
- 使う
- 飾る
- 保管する
- 誰かに託す
- 一旦保留
ポイントは、
最後の“保留”をつくること。
高価なモノは即決できないのが普通です。
保留をつくるだけで、親の心理負担は大きく減ります。
● ステップ②:「残す理由」と「手放す理由」を言語化する
親世代は感覚で判断しがちですが、
いったん言葉にしてみると整理が進みます。
- 「これはまだ飾っておきたい」
- 「誰かが喜んでくれたら嬉しい」
- 「見ると少し気持ちが重くなる」
どれも立派な判断の材料です。
● ステップ③:高価なモノは「役割を変える」という発想が有効
たとえば、
- 着物を娘・孫のために仕立て直す
- 使わないバッグを思い出展示の一部にする
- 宝飾品を写真に残して保管場所を変える
“必要かどうか” ではなく
“どんな役割を持たせるか” と考えると、親は前向きになります。
● ステップ④:負担なく手放せる「記録化」という選択肢
写真に撮って残す方法は、
親にとって非常に心理的負担が軽いステップ。
「手放す前に記録しておく」という行動は、
“失われる感じ” を和らげてくれます。
5|段階的アプローチ:いきなり高価品に触れず“小さな成功体験”から始める
高価なモノは最難関です。
最初に触れると、片付けが止まる可能性が高い。
● スモールステップ①:まずは感情のハードルが低いモノから
具体的には、
- 期限切れの食品
- 古いタオル
- ボロボロの紙袋
- 壊れた雑貨
など、「判断しやすいモノ」から始めます。
● スモールステップ②:短時間で終わるエリアに限定する
- 引き出し1つ
- 玄関の一角
- 紙袋の箱の中だけ
「今日ここを一緒にやらない?」
と小さく区切ることで、親の負担が減ります。
● スモールステップ③:高価なモノは“2回目以降”にすべき理由
一度片付けが成功して、
親自身が “自分で決められた” と感じたあとなら、
高価なモノに触れても前進しやすくなります。
● スモールステップ④:“一時保留ボックス”が親の不安をやわらげる
即決できないモノはここへ。
- 捨てない
- すぐ判断しない
- でも、片付けは前に進む
という安心感をつくり出すことができます。
6|親が納得しやすい声かけ例:心の動きが変わるフレーズ集
高価なモノの片付けは「言葉選び」がとても重要です。
● 親の心をひらく言い換えフレーズ
✗:「もう使わないでしょ?」
◎:「これ、今どうしたいと思ってる?」
✗:「いらないよね?」
◎:「お母さんだったら誰に使ってほしい?」
✗:「捨てたほうがいいよ」
◎:「手放すとしたら、どんな形がいいかな?」
● 親の自尊心を守る言葉
「大事にしてきたの、ちゃんと伝わってるよ」
「これはお母さんらしい選択だよね」
「素敵だと思うよ。どう扱うか一緒に考えよう」
親は「評価」ではなく “理解” を求めています。
● 避けるべきNGワード
- 「なんでこんなの買ったの?」
- 「無駄じゃない?」
- 「古いよ」
- 「使い道ないでしょ」
これらは、親の歴史そのものを否定しかねないため避けます。
7|“高価なモノ問題”を越えると実家全体が片付く理由
実は、高価なモノを丁寧に扱うことは、
片付け全体の成功に大きく影響します。
● 親に「自分で選べた」という実感が生まれる
「押しつけられた片付け」ではなく
「自分で選んだ片付け」になると、
親の行動が大きく変わります。
● 最難関を越えることで、他のモノが軽く感じられる
高価なモノ=最終ボス。
ここを乗り越えると、
- 日用品
- 古い雑貨
- 書類
- 衣類
すべてが判断しやすくなります。
● 子世代の心理的負担が減り、未来の不安も小さくなる
「実家がどうなるだろう」という
長年の心の負担が軽くなり、
親との時間も穏やかに過ごしやすくなります。
まとめ
実家の片付けで「高価なモノ」にぶつかったとき、
そこには必ず 親の大切な思い が眠っています。
- 過去の努力を守りたい気持ち
- 思い出を手放したくない気持ち
- 自分を大切に扱いたい気持ち
それらを否定せず、
親のペースに寄り添いながら一緒に進むことが、
衝突しない断捨離の鍵です。
心理理解 → 寄り添い → 判断基準 → 小さな成功体験
という順番を守れば、
必ずゆっくりと、でも確実に、前へ進むことができます。
あなたと親御さんの片付けの時間が、
少しでもやさしいものになりますように。
行動の呼びかけ
今日、ぜひ小さな一歩として
「親の思い出のストーリーを聞く」 ところから始めてみませんか?
そこからすべてが動き始めます。

「実際実家を片づけるとなったら、どのくらいの費用が掛かるんだろう」
「自分で片付ける場合、片付けのプロに頼む場合、不用品回収業者に頼む場合と、どのくらい費用が違うのかな」
実家の片付けに掛かる費用も、気になりますよね。
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