片付けても元に戻るのは、あなたの気合いや性格の問題ではありません。多くの場合、「戻る条件」が残ったまま片付けをしているだけです。実家は、モノの量だけでなく、親の生活習慣・家の動線・家族関係・時間制約が重なりやすく、一度きれいにしても戻りやすい環境になりがちです。
この記事では、浜松で実家の片付けを進める人がつまずきやすいポイントをふまえつつ、「親と揉めにくい進め方」と「戻りにくい仕組み」を、順番どおりに整理します。読み終えたら、次に実家へ行く日から、小さくても確実に“戻らない一歩”が踏み出せます。

浜松の実家の片付けで「どうせやっても元に戻りそう」と感じるのはなぜ?
戻るのは意思の弱さではなく“戻る条件”が残っているから
片付けた直後はきれいでも、数日〜数週間で戻る。これはよくある話です。原因は「戻す場所がない」「判断が重い」「捨て方が詰まる」「仮置きが増える」など、戻る条件が残っていること。
逆に言えば、条件を1つずつ外していけば、戻りにくくできます。
実家は「モノ+関係性+時間制約」が重なりやすい
実家は、今のあなたの家とは違います。生活の主が親で、親のリズムがあり、価値観があり、これまでの家族の歴史があります。さらに、あなたが実家にいられる時間が限られると、「短時間で成果を出そう」として一気に動かしがちです。
一気に動かすと、判断疲れと仮置きが増えて、結果として“戻る”が起きやすくなります。
よくある“戻るパターン”チェック(袋が残る/仮置き増殖/判断停止)
次のうち、当てはまるものがあると戻りやすいです。
- ゴミ袋や段ボールが家に残り、出せないまま積まれている
- 「とりあえずここ」が増えて、仮置きが常態化している
- 迷う物が多くて手が止まり、山ができる
- 置き場所が決まらず、出しっぱなしになっている
このチェックは「ダメ出し」ではなく、改善ポイントの発見です。戻った場所は、仕組みの穴が見える場所でもあります。
片付ける前に、戻らないための前提をどう作ればいい?
まず「全部やる」をやめて、範囲を切る(1か所・1目的)
実家の片付けは、最初から家全体を考えると長続きしません。おすすめは「1か所・1目的」。
たとえば、玄関なら「転ばない」「出入りがスムーズ」、台所なら「使う物がすぐ戻る」。目的が決まると、残す基準がシンプルになります。
合意の作り方:共通目的を「捨てる」ではなく「暮らしが回る」に置く
親と揉める最大の火種は、「捨てる・捨てない」の対立になりやすいことです。
だから最初に置く共通目的は、「捨てる」ではなく、「暮らしが回る」「安全に過ごせる」「探し物が減る」といった生活のメリットに置きます。
目的が一致すると、判断は“捨てるかどうか”より、“暮らしが回るかどうか”に移ります。
保留を制度化する(保留箱・期限・見直し日)
実家の片付けで止まる最大の理由は、「決められない物」が多いことです。
ここで効くのが、保留を「例外」ではなく「仕組み」にすること。
- 保留箱(または保留棚)を1つだけ用意する
- 期限を決める(例:次に来る日、または1か月後)
- 見直し日を決める(“いつか”をやめる)
保留が仕組みになると、作業は止まりにくくなります。
親と揉めないために、どんな順番・言い方が現実的?
「要る?」ではなく「今使ってる?」で判断負担を下げる
「要る?」は感情が乗りやすい質問です。親にとっては、過去や価値観を否定されたように感じることもあります。
代わりに「今使ってる?」「最後に使ったのはいつ?」と聞くと、判断が現実に戻ります。責める感じが減り、会話が進みやすくなります。
勝負する場所を選ぶ(思い出品・高価品は後半)
実家には、思い出が強い物、捨てることが痛い物が必ずあります。そこに最初から突っ込むと揉めます。
最初は、目的が共有しやすい場所(玄関、通路、危険な段差周り、台所の一部など)から。いきなり心の核心を触らないことが、長期的には近道です。
触る場所/触らない場所の線引き(境界線を先に決める)
親にとって「勝手に触られた」が一番の不信になります。だから先に線引きを作ります。
- 今日やる範囲(ここだけ)
- 触らない範囲(ここは手を出さない)
- 迷う物は保留箱へ(勝手に捨てない)
線引きがあると、親は安心しやすく、あなたも迷いにくくなります。
荒れた時の止め方(中断ルール/次回へ回す基準)
感情が荒れてきたら、そこで作業を続けると傷が残ります。中断ルールを持っておくと安全です。
- 声が大きくなったら、その場所は保留にする
- その日の作業を「出す・運ぶ」など体を動かす工程に切り替える
- “次回のテーマ”としてメモして終わる
止めることは、「継続のための技術」です。
戻らない仕組みは「片付け」より先に「戻し方」を決める
指定席を先に作る(戻す先がないと戻る)
戻る最大の原因は、戻す先(指定席)が決まっていないことです。
だから「捨てる→収納」よりも、先に「ここに戻す」を決めます。たとえば、鍵、薬、郵便物、リモコンなど、散らかりの起点になりやすい物から指定席を作ると効果が出やすいです。
よく使う物ほど「近く・浅く・迷わない」
押入れの奥にしまうほど、出しっぱなしになりやすいです。
よく使う物ほど、手前・腰の高さ・1アクションで戻せる場所へ。親の体力や動きやすさも前提にして、戻すハードルを下げます。
公式の仮置きゾーン(散らかりの受け皿)を作る
「仮置き」はゼロにできません。だから、仮置きを禁止するより、仮置きの“受け皿”を公式にします。
たとえば、テーブルの一角にトレーを1つ置いて、郵便物や一時的な物はそこだけに置く。これだけでも散らかりの拡散が止まります。
維持の負担を最小にする(週1分/月1回で回る設計)
戻らない状態は、完璧を目指すと続きません。
週1分だけ「指定席に戻す」「仮置きトレーを空にする」をやる。月1回だけ「保留箱を見る」。その程度で回る設計にしておくと、親もあなたも続けやすいです。
浜松で詰まらないために、捨て方の段取りをどう組む?
最初に「捨て方の地図」を作る(分別・連絡ごみ・自己搬入)
片付けが戻る最大の落とし穴は、捨て方で詰まることです。袋や段ボールが家に残ると、親が「邪魔だね」と元に戻してしまうことが起きます。
だから最初に、捨て方の地図(出口)を作ります。
- 普通ごみ/資源物/危険物など、分別の確認
- 大物(家具・布団など)は、連絡ごみ(粗大ごみ)か自己搬入か
- 家の外に出す日(出せる日)を決める
※浜松市は自己搬入に事前の連絡が必要など、手順が明確に定められています。自分の地域区分とルールを、作業前に一度確認しておくと詰まりにくいです。
袋が家に残ると戻る:出す日から逆算する
「片付けは捨てるまで」で、捨てる日が決まっていないと未完了になります。
おすすめは、実家に行く日を基点に、「出す日」を先に決めて逆算すること。出す日が決まると、当日にやる量が現実的になります。
大物は「いつ・どう運ぶ」を先に決める(搬出導線)
大物が残ると、部屋の景色が変わらず、達成感が出にくいです。さらに動線が悪いと、作業が止まります。
「どこから出すか」「一時的に置く場所はどこか」「車はどこに停めるか」まで、先に考えておくと当日がスムーズです。
自己搬入を使う時の確認ポイント(当日の連絡・受付の流れ)
自己搬入は、短期間で一気に出せる反面、「連絡」「受付」「分別」の手順を知らないと詰まります。
当日に慌てないために、前日までに連絡方法と受付の流れを確認しておき、当日は“迷う物を持ち込まない”状態に整えておくのがコツです。
時間が限られる日に、どこまでやれば“戻りにくい勝ち”になる?
当日の作業を3分割(判断/移動/搬出)
短時間の実家片付けは、全部を同時にやろうとすると混乱します。
おすすめは、作業を「判断」「移動」「搬出」の3つに分けること。たとえば午前は判断、午後は移動と搬出、のように区切ると進みます。
優先順位は「危険・不便・ストレス」から
どこからやるか迷ったら、次の順で選ぶと外しにくいです。
- 危険:転倒しそう、火元が心配、通路が狭い
- 不便:探し物が多い、出入りがしにくい
- ストレス:目に入るたび疲れる、イライラの火種
ここを改善すると、親も効果を感じやすく、次につながります。
完了の定義を小さくする(1勝を積む)
「今日はここまでやる」を小さく決めるほど、戻りにくいです。
たとえば「玄関の床を見せる」「通路の幅を確保する」「台所の引き出し1つだけ」など。小さく終えることで、指定席や動線まで整えやすくなります。
片付けたのに戻った…その後どう立て直す?
戻った場所=仕組みの穴(責めずに原因特定)
戻った時にやりがちなのが、「また戻したの?」と責めること。責めても関係が痛むだけで、戻る条件は残ります。
戻った場所を見て、「何が戻りやすくしているか」を原因として探します。たとえば、指定席が遠い、戻す動作が多い、捨て方が詰まっている、などです。
置き場所は1回で決めない(再設計の手順)
実家の片付けは、1回で完成しません。
戻ったら、指定席の位置を変える、量を減らす、仮置きゾーンを整えるなど、試行錯誤して“更新”していくと、少しずつ戻りにくくなります。
親の変化(体力・認知)に合わせてルールを更新する
親の体力や判断力は変化します。以前できていたことが難しくなることもあるでしょう。
その変化に合わせて、戻す動作を減らす、分かりやすい置き方にする、危険箇所から優先する。片付けは、暮らしに合わせて形を変えるものです。

よくある質問
親が「捨てない」と言う時、話がこじれない進め方は?
まず「捨てる・捨てない」で言い争わないことです。共通目的を「安全に暮らす」「探し物を減らす」に置き、判断は「今使っているか」「戻しやすいか」に寄せます。迷う物は保留箱へ。勝手に捨てない線引きが、信頼になります。
片付けても翌週には元通り…何から見直す?
多くは「指定席がない」「仮置きが増える」「捨て方が詰まる」のどれかです。まずは“戻った場所”だけを観察して、戻る条件を1つだけ外します。全部を直そうとすると続きません。
思い出の品が多すぎて進まない時、どう区切る?
思い出品は慣れてからで大丈夫です。先に、危険・不便・ストレスを減らせる場所を整えて、片付けが“暮らしの役に立つ”体験を作ります。思い出の品は、保留箱に入れて期限を決めておくと作業が止まりにくいです。
兄弟姉妹と意見が割れる時、決め方は?
判断基準を「誰の好み」ではなく「暮らしが回る/安全/管理できる量」に置きます。範囲を切り、触る場所を分けるのも有効です。勝手に捨てない、保留を使う、を共通ルールにすると揉めにくくなります。
連絡ごみ(粗大ごみ)と自己搬入、どう使い分ける?
まとまった量を短期で出したい時は自己搬入が便利ですが、事前連絡や分別など手順が必要です。少量の大物なら連絡ごみで計画的に出す方が楽な場合もあります。どちらにしても「出す日」を先に決めるのが戻り防止に直結します。
片付けのゴールはどこに置けばいい?
ゴールは「完璧にきれい」ではなく、「暮らしが回る」です。
目安は、①通路が安全 ②探し物が減る ③指定席に戻せる ④保留が回る。この4つが回れば、戻りにくい状態に近づきます。
まとめ(今日からの一歩)
浜松の実家の片付けで「どうせやっても元に戻りそう」と感じる時は、まず“戻る条件”を疑ってみてください。戻らない鍵は、次の3つです。
- 指定席:戻す先を先に決める
- 保留の制度:迷いを止めずに流す
- 搬出の段取り:袋が家に残らないように、出す日から逆算する
今日できる小さな一歩は、「実家のどこを、何の目的でやるか」を1つだけ決めることです。
玄関の床を見せる、通路の幅を確保する、台所の引き出し1つだけ整える。小さく終えるほど、負担なく続けていくことが出来ます。
次に実家へ行く日までに、できれば「捨て方の地図(出す日・出し方)」だけ先に決めておきましょう。片付けは、捨てるまでつながった瞬間に、初めて“戻りにくい状態”へ動き出します。
「実際実家を片づけるとなったら、どのくらいの費用が掛かるんだろう」
「自分で片付ける場合、片付けのプロに頼む場合、不用品回収業者に頼む場合と、どのくらい費用が違うのかな」
実家の片付けに掛かる費用も、気になりますよね。
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